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いろいろ
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2005-09-11 [長年日記]

[misc] 総選挙 2005

選挙に行ったら,会場となった小学校建物の外まで有権者が長い列を作って並んでたのにびびった.いつも投票所は閑散としてるのに,こんなのはじめてだ.投票率もかなり高くなるかな?

[tec] ハードディスクで時計

ハードディスクの高速回転と LED を利用して作った時計.カコイイ! 英語の読解力がないんでいまいち原理がよくわかってないんだが… HDD の回転を制御してるわけではなさそうで,どうやってるんだ?? 赤外 LED エンコーダで計測はしてるけど,制御は?? PIC のソースが肝なんだろうけど,HEX で書かれてるので解読不能.ソース開示してないのはわざとかな?

昔,仕事で同様にモノをぐるぐる回して PIC で LED を光らせたり,赤外 LED で作ったエンコーダのっけたりしたことがあったので,妙な既視感.ちょうど手元に,廃棄しようと思ってた HDD があるんだけど,ネジ山全部潰されてて,簡単に分解できないんだよな…

[misc] 育英会取り立て強化へ

10 倍ディスカ…
奨学金の貸し付けを行っている独立行政法人、日本学生支援機構(旧日本育英会、東京都新宿区)は今年度、返還金滞納者への取り立てを強化し、裁判所への督促申し立てなど法的措置の対象を、昨年度の10倍近い約4000人まで拡大する。

[book] 朝永振一郎の日記

なんとなく朝永振一郎「滞独日記(抄)」を読む.

2 年くらい前から時々読み返している.わずか 40 ページほどのこの日記に,31 歳の朝永氏の苦悩や焦りが綴られている.
さて、おきて、数値計算にとりかかる。計算尺ばかりいじって数字をかきならべている。その間は余念ないが、さて、お前は一体何をしているのだと問いかかると、ただ時間のみがつぶれて行くような気がする。
仁科さんから手紙がくる。その手紙をみて、なみだが出てきたのは、実にセンチだ。(中略)「業績のあがると否とは運です。先が見えない岐路に立っているのが吾々です。右へ行くも左へ行くもただその時の気や運で定まるのです。それが先へ行って大きな差が出来たところで余り気にする必要はないと思います。」
丁度自分一人とりのこされて人々がみな進んでいくような気もちがするのである。そこであたりを見まわせば、とりのこされた人も大ぜいいいるではないかと自らなぐさめてみたのである。ところが、そういう人はとりのこされているのではなく、自らの人生観に従ってそうなっているのである。善良な人間として、満ち足りているのである。
結婚すれば考え方が変るものであろうかしら。子供が出来て、それを父おやとして教育するなどということが出来るかしら。父おや自身どうなっていいか判らずに子供をおしえることが可能であろうか。こう考えると学校の教師にもなれない。教師が目標ももたずに人の子を教えることが可能であるとは思われない。
ワタナベがベルリンに行ったのは、ワイツェッカーに会いに行ったのだろうとふと思ったのだ。エントロピーの仕事が大変面白いのでハイゼンベルクがワタナベに、是非ワイツェッカーとディスカスせよと言った結果、彼はベルリンに行ったのであろう、とこんな考えがふとうかんで、それから例によって、己が身に引きくらべて、ねられなくなったのである。
わたなべに会う。例の病的妄想はうそだった。
そろそろ物理をはじめようと思って、何かいい問題もがなと思うがいい思いつきもなく、苦しむ一方だ。どうして自分はこう頭が悪いのだろう、などと中学生のなやみのようなものが湧いてくる。
自ら御奉公出来ない教師はたしかに最上の教師ではない。しかし、それでも人間として若い人と一しょに行くことは出来るだろう。そのために少くともより悪くなることはないだろう。
そのうちふと、湯川は今ごろ何をしているかと思いドキドキする。ひねるさんから「色々お話ししたいことがあります」と言ってきたのは、湯川のところでどんどん仕事が進むことか。或いはまた、湯川が京都の教授になったのではないか、そしてひねるさんがまた一しょに京都に行くのではないか、などという想念がおこってくる。
ゆうべ夜中に目がさめて考えてみると、今の計算がどうやらうまく行きそうになってくる。そうなると、もう、出来たような気がしてくる。こうふんしてねられない。(中略) ところがあしたから一週間キッツビュールへ行かねばならぬ。その間にだれかがもうやって、発表してしまいそうな気がして、気が気でなくなる。
二月二十三日の計算誤りなこと見出す。(中略) さて、そうなると一月無駄にしたバカさがしゃくにさわる。(中略) ああ、競争はつらいものだ。うまくいかねばくさるし、うまくいきそうだと、誰かがやっているような気がしてくるものだ。
ちなみに,このような記述のあいだに,将来くりこみ理論へとつながる最初のきっかけが,以下のようにさりげなく記されている.
計算すすめたら積分が発散した。おかしい。


ちなみにこの日記と一緒に収録されている「光子の裁判」(波乃光子という被告にまつわる裁判劇) も秀逸.粒子と波動の二重性が,ようやく理解できた気が…
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