MathType5

MathType5 をインストールしてみました.

結論としては,TeX ファイルを読み込んで web 用の画像を作るという用途には使えません.
が,MS の数式エディタよりは使いやすいと思います.TeX 入力という点にこだわらなければ,web 用画像を作るのには良いかも知れません.

読み込めるファイル
出力できるファイル形式
操作はほぼ MS 数式エディタと同様の,パレットから記号を選んでくる方式です.しかし MS 数式エディタより使いやすい気がします.キーボード中心の方にはちょっと面倒かも知れませんが,複雑な数式を書く時には TeX より早いかも知れません.

フォントは好きなものを使えます.デフォルトでは Times 系のフォントを使っているので,MS 数式エディタライクな見栄えになります.MathType と一緒についてくる Euclid フォント を使うと,TeX の Computer Modern フォントによく似た見栄えになります.

MS PowerPoint 上で OLE として使ってみました.出力としては TeXPoint に遜色ありません.PowerPoint と Word についてはアドインとして組み込めるみたいです.

一つ気になるのが,web 用画像出力が GIF 形式しかないということです.GIF フォーマット画像を web で使うには,米 UNISYS 社の LZW パテントライセンスを持っている団体(Microsoft,Adobe etc.)のソフトウェアを使わなければならないことになっています(一応).しかし,MathType5 の製造販売元である Design Science Inc. 社はライセンスを持っていないので,米 UNISYS 社の言い分では,同社に 5,000 ドルを払わなければ GIF フォーマット画像が使えないということになります...
そのため,最近では web 画像に PNG 形式を使うことが増えてきました.が,MathType5 は PNG フォーマット出力をサポートしていないようです.

サンプル画像

ここのソースを利用しています.
大きさが違うのは気にしないで下さい.MathType でも DVIOUT でもかなり自由に設定できます.
# 本当は,dx の「d」はイタリックにしてはいけないのだけど...
MathType5 で GIF 出力
TeX と比較するため,Euclid フォントを使っています.上はアンチエイリアスをかけています.下はかけていません. MathType
MathType
(参考: DVIOUT による PNG 画像)
DVIOUT は GIF フォーマットサポートはありません. dviout
(参考: MathML1.0)
π 2 = ( 0 sinx x dx ) 2 = k=0 (2k)! 2 2k (k!) 2 1 2k+1 = k=1 4 k 2 4 k 2 -1
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